巻き爪・陥入爪Curly nail / Ingrown toenail
マンガで解説
巻き爪・陥入爪とは
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- 巻爪
- 巻爪は爪の両端が内側に丸まり指の肉に食い込んでくる状態です。足の親指に多い症状ですが、親指以外も巻爪になることがあります。
歩き方や靴により爪に圧をかけすぎている、深爪などの原因が挙げられます。
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- 陥入爪
- 巻爪が全体的に丸まっているのに対し、陥入爪は両端の先端のみ指に食い込んでいる状態です。
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巻き爪・陥入爪の治療について
以前は爪周囲に炎症を起こしていたら抗生剤を内服し、爪を切除することが主流でした。
もちろん炎症がひどく、爪が指の肉に突き刺さっていたり、肉芽が大きい場合は爪をカットしていくことは一時的に痛みを取るためには有効です。
しかし、それでは根本的な解決にならなかったのです。
ところが、爪にスプリングの弾性ワイヤーを装着することにより常に爪の形を矯正することが可能になり、極度に曲がっている爪も切ったり、抜いたりする必要がなくなりました。
この弾性ワイヤーの出現により別次元の治癒が認められるようになりました。
当院ではワイヤーを入れたあと、次回の来院はだいたい2か月後にお願いしております。
その後、薄い爪の方は1回の治療で終わる方もいます。
厚い爪の方はその爪の厚さによって治療回数が決まりますが、2回目の受診でだいたいの見通しは立ちます。爪が硬くてびくともしない方はワイヤーを太くしていきますが、太いワイヤーも値段は変わりません。
爪が伸びるスピードは1ヶ月で1~2mmです。爪が2mmほど伸びていないとワイヤーを入れる穴を爪に開けることが難しいので、すこし伸ばしてください。
電話予約して来院していただけると幸いです。
治療例
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- 爪に水虫がある場合
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初回
爪の下の白癬を削ってから、ワイヤーを入れます。
- 2ヶ月で治療終了です。白癬があると爪が割れやすくて治療中断することがしばしばあります。爪白癬の治療をしながら治療することが多いです。
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- 渦巻きタイプの爪
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初回
内側に巻き込むようなタイプの巻き爪です。通常と同様にワイヤーは入れ矯正を行います。
- 2か月後には巻き込みは改善し痛みもなくなっております。
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- かなり硬い爪の場合
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初回
硬い爪の場合、ワイヤーの太さは0.6という一番強いものを入れてあります。
- 5か月後にようやく爪が広がってきます。爪が硬いと矯正に時間がかかります。
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- 踏み込むたびに痛みが出る場合
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来院時
踏み込むたびに痛みが出るということで来院されました。まだ、炎症は起こしていませんがこの方の爪はかなり硬いです。
- 4か月後に一度ワイヤーを入れ直しています。だいぶ爪は開いてきましたが、あと3ヶ月ほどはかかる見込みです。
マチワイヤーによる爪治療 | 費用 |
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初回 | 処置する爪の数×5150円 |
2回目以降 | 処置する爪の数×3600円 |