小児科Pediatrics
マンガで解説
~小児科のご案内~
小児科について
大人も元々は子どもだったわけですが、小児の病気の質は成人とは異なることが多いのです。
特に小児は様々な感染症に罹患します。
伝染性軟属腫、伝染性紅斑、伝染性膿痂疹、水痘、溶連菌感染症、インフルエンザ、麻疹、風疹、百日咳、肺炎、マイコプラズマ肺炎、ロタウイルス感染症、アデノウイルス感染症、など枚挙にいとまがありません。
また、傷などの治癒はとても速いのですが、全身状態が悪化するスピードも大人よりも速いです。小児は慎重に見守る必要があります。
こんな症状があれば病院へ
- 発熱
- 咳が出る
- 腹痛
- 喉に痛みがある
- 頭痛
- 扁桃腺が腫れている
- 下痢・嘔吐
- 皮膚に発疹が出ている
- 泣き方がいつもと違う
子供に多い病気
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- 風邪
- 必ずといっていい程子供は必ず風邪を引きます。
原因はウィルス感染ですが、ウィルスには何百種類もの種類があり集団生活を始めたばかりの子供は特に風邪を引きやすいです。
発熱・咳・鼻水などの症状が出ますが、症状が長引く場合は他の病気の可能性もありますので病院での診察と子供の観察は怠らないようにしましょう。
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- インフルエンザ
- インフルエンザもウィルス感染による病気で、症状も発熱・咳・鼻水と風邪の症状とよく似ています。
38度以上の発熱、悪寒などがあればインフルエンザの疑いがありますが、確定診断は診断キットを用いる場合が多いです。感染力の強いウィルスですので、早めの対応が必要となります。
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- 溶連菌感染症
- 溶血性連鎖球菌に感染する事で発症する感染症です。 発熱・ 喉の痛みが出るのが特徴で、その他にも舌にイチゴのようなツブツブが出たり、頸部リンパ節が腫れたりします。 くしゃみや咳などの飛沫による感染後、2~3日で発症します。 再燃させないために、抗菌薬を通常10日間服薬します。
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- 手足口病
- 手足口病は三大夏風邪とも呼ばれ、夏に流行する感染症です。 手・足・口の中の粘膜に水疱性の発疹ができるのが特徴です。一部にしか発疹が出ない場合もしばしば認められます。発熱を伴う場合もありますが、2022年度はあまり見かけません。